薬剤師とお客との出逢いを創る“太陽系薬剤師”

「田原町薬局」東京都台東区/小嶋夕希子氏

お客と薬剤師との出逢いを生む太陽系薬剤師として

また、“太陽系薬剤師”としてFacebookやTwitterなど様々なSNSで『お客さまに選ばれる薬剤師』を目指して精力的に発信も行っています。太陽系薬剤師という言葉は、視座を高くすることで社会や業界の問題点を明確化するとともに、より良くするためにはどうアプローチしていくかを常に考えていきたい、という広い視野で物事を考え続けている小嶋さんの熱い思いが込められています。

田原町薬局を拠点に開業・育成・コンサル活動に取組む小嶋さんは、自身が支えた母親の闘病生活で感じた社会における薬剤師との出逢いに対するジレンマを軸に、「お客さまに薬局へ来ていただくという考え方ではなく、お客さまの生活に無くてはならない存在として薬局があり、そこで地域のお客さまが求め、必要とする薬剤師が存在することによって、薬剤師は助けを求めているお客さまと出逢う。そうしたことが当たり前になる世の中にしていきたい」という想いが原動力になっています。

薬局の経営が軌道に乗り始めた最近では家族を増やすという人生の新たなステージに取組みながら、今後の目標として「スタッフも増えてきたので、もう一つ薬局を開局したいです。そこでは漢方薬などを活かして新しい形の健康提案やサービスを取り入れていけたら…」と話す小嶋さんのバイタリティは、多くのお客や薬剤師を魅了し続けています。

(取材実施:2018年8月)
編集:薬局新聞社